ボールがどこに、どのくらい飛んでいくかは、クラブがボールに接する一瞬の「インパクト」で決まります。その瞬間を制することができれば、どんなシーンでも狙いどおりにボールを操ることが可能です。では、正しいインパクトを身につけるためにはどうすればいいか、そのポイントを紹介しましょう。
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ゴルフインパクトは手首が重要な理由
ボールの方向性、飛距離、精度などはすべてインパクトの強さで決定づけられます。といっても、思いっきり振り抜けるという意味ではありません。力任せではなく、インパクト時に手首のコックを使ってヘッドスピードを上げる(加速させる)ことです。
コックとは、簡単にいうと「手首を曲げた状態」で、ゴルフスイングにおいて重要な動作です。野球でもボールを投げるときに手首のスナップを利かせますが、それと同じ理屈です。手首に力を入れて物を投げようとしても飛ばせませんが、力を抜いて柔らかくすると遠くへ飛ばすことができます。
ゴルフの場合は動きがもっと複雑なため、コックをうまく使えるか使えないかで大きな差が出ることになります。バックスイング時は、手首にコックを作ってクラブをトップに持っていきます。このときが飛距離を出すための力をためる状態で、もっとも運動量の大きいのがクラブヘッドです。
次のダウンスイング時は、体が先行して、腕、、クラブ、遅れてヘッドへ力が伝わります。そして、インパクトする直前にコックがほどけて(リリースして)、最大限のパワーがボールに伝わります。
このように、コックはクラブヘッドを加速させるためのもので、コックが利いていないとボールを飛ばすことはできません。コックのポイントは次の4点です。コックを作ろうと意識しすぎると必要以上に手首をコネてしまいがちですから注意しましょう。
- グリップは軽く握る
- 手首には力を入れず、しなやかに
- インパクトするまでコックをほどかない
- フォロースルー時は手首を折らずに自然に返す
インパクトの打ち方(ダウンブロー)
これまで手首の使い方について説明してきましたが、次はインパクト時のアイアインの打ち方について見ていきましょう。
◆アドレスは基本通りに
まずアドレス(セットアップともいいます)は、ドライバーのように長いクラブとウェッジのように短いクラブでは構える姿勢は多少違ってきますが、グリップの握り方やスタンス、上半身の前傾、ハンドファーストで体重は左右均等などは同じで、飛球線と平行になるようにスクエアに構えることが基本です。
◆ダウンブローのコツ
アイアンの使い方にはいくつかの方法がありますが、ここではダウンブローの方法を取り上げます。ダウンブローとは、クラブを振りおろす途中の最下点の手前で、ボールの下半分をリーディングエッジでとらえる打ち方です。ダウンブローを打つときのイメージとしては、ボールをターゲット方向に押し込むような感じです。
◆体重は左足に
力強く打つためにはスイングプレーンを正しい軌道に乗せることが大切で、それには、インパクトの瞬間に体重が左足に乗っていることが必要になります。
体重が左足にしっかり乗っていないと「すくい上げ」のようなスイングになってしまい、ダフってしまったり、ボールの手前でクラブフェースが最下点を迎えてしまうなど、ミスショットの原因になります。
◆インパクトの際にコックをリリースする
前述したように、コックはインパクトの直前まで維持して、インパクトとほぼ同時にリリースします。といっても、手首のしなやかさを意識していれば自然に手首が返るようになります。手首がうまく返ることで、スライスなどのミスが起こりにくくなります。
フィニッシュまで気を抜かない
スイングがフィニッシュまでくると、ボールの飛ぶ方向が気になって無意識に手首に力が入ってしまうことがあります。そのちょっとしたことが流れを変えてミスを招くことがあります。最後まで気を抜かないで、正しいフォームを保つことが大切です。
管理人から
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