ゴルフに限ったことではありませんが、どんなスポーツにも「正しい理論とフォーム」があります。それをマスターすることが上達の早道です。ここでは、ゴルフ初心者の練習方法として、もっとも基本的なフォームであるクラブの握り方(グリップ)からわかりやすく紹介していきます。
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ゴルフ初心者の練習にはどのようなクラブが適切?
ゴルフの規則では、コースに持ち込めるクラブは最大で14本までとされています。最初から全部そろえる必要はなく、練習段階では次の4本があれば十分です。
①7番アイアン(中間の長さの7番アイアンが練習用に最適)
②パター(もっとも多く使うクラブで、自宅練習の際にも使える)
③アプローチウエッジ(アプローチで使うことがあるため、練習しておくとよい)
④ドライバー(ティショットで使うことがあるため、できれば練習しておくとよい)
クラブをひと通りそろえた人にとっては、全部のクラブを使って練習したいと思われるかもしれませんが、初めからいろいろなクラブで練習すると逆に上達の妨げになる場合があります。
なぜなら、スイングのしかたがまだ身につかないうちにクラブをひんぱんに変えると、体の前傾角度やスタンスが変わったり、ボールの位置も変わったりして、いつまでも覚えることができないからです。
スコア100を切るまでは、上の4本のクラブに絞って徹底的に練習することです。それによってスイングのフォームを体が覚えてくれますから、むしろ効率的な練習法といえます。
まったくクラブを握るのは初めてという人なら、7番アイアンかパターのどちらか1本で集中して練習したほうが早く自信がつく場合があります。
まずグリップをマスターする
より正確に、より遠くへ飛ばすためには正しいスイングをマスターすることですが、その基礎となるのがグリップです。グリップが決まらないことには上達のしようがありませんから、しっかり覚えましょう。
グリップの握り方には「スクエアグリップ」「ストロンググリップ」「ウィークグリップ」の3種類あります。そのなかでもっともフォームが美しく、ボールがまっすぐ飛びやすいのが次のスクエアグリップです。
スクエアグリップの握り方
左手のグリップ
①初めに左手でグリップを握ります。
②小指、薬指、中指の順にグリップを握り、親指はグリップの中心よりやや右側にくるようにします。
③親指と人差し指にはあまり力を入れず、中指、薬指、小指でしっかり握ります。
右手のグリップ
①右手はクラブの横から添えるようにして、小指を左手の人差し指と中指の間にのせるようにします。これをオーバーラッピングといい、筋力のある人向けです。初心者や女性など、筋力の弱い人の場合は、小指を左手の人差し指とからめるインターロッキングが適しています。
②親指と人差し指はあまり強く握らないようにし、中指と薬指をグリップに巻き付けるようにします。親指はグリップの中央よりやや左側にくるようにします
◆スクエアグリップを身につけると、ほとんど曲がらないストレートボールを打つことができるようになります。
ゴルフ練習場(打ちっぱなし)を利用するときは
ゴルフは紳士・淑女のスポーツといわれるように、マナーやルールが重んじられます。それを無視したりするとトラブルに発展することもありますから、次のような点を要チェックです。
大声で話したり笑い声をあげたりしない
ほかのゴルファーが練習に集中しているのを妨げるような行為は慎みます。携帯電話もマナーモードに。
クラブはレンタルできるがグローブは持参する
クラブは練習場で借りることができますから必要ありませんが、グローブは用意していきたいものです。素手で握るとクラブがすっぽ抜ける危険があるからです。
初めのころは右端で打つ
慣れないうちはボールが右側に飛びやすいもの。右隣の人に迷惑にならないよう、自分が右端で練習するといいでしょう。
クラブを飛ばしてしまったときは係員に任せる
初心者に限らず、クラブを飛ばしてしまうことはよくあることです。しかし、大勢が一斉にボールを打っているところへ取りに行くの大変危険です。あわてずに係員に伝えて対処してもらいます。
ゴルフは、数多く打てば上達するというものではありません。練習をするたびに、グリップやスタンス、アドレスをいろいろ試しながら、また、自分にへんなクセはないかをチェックしながら、よりよいフォームに改善していくことが大切です。
管理人から
できるだけ早くゴルフが上手くなりたい!という人はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
管理人の私が90を切れるようになった経緯が記されています。
ご興味のある方はどうぞ。
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