90を切るためのレッスン、2週目はミドルアイアンです。前の週でレッスンしたショートアイアン同様、90を切るためには必要不可欠なクラブなので、しっかり基本を抑えましょう。
黒文字・・・岡村 咲プロ
緑文字・・・ナレーション
▽▽管理人の私が90を切れるようになった理由
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ミドルアイアンの基本
ウェッジやショートアイアンと比べると、6番アイアンや7番アイアンは、フェースが立ち、シャフトが長いといった特徴があります。そのため、ちゃんと飛ばさないといけないとか、しっかりヒットしないと駄目と、無意識に思っている人が多いですよね。
そんなプレッシャーからか、アマチュアの多くはクラブを振り回したり、あるいはボールを叩きにいってしまいます。言い換えれば、自信がない分だけスイングが暴れてしまうんです。そうすると、トップやダフリ、ちゃんと当たると、グリーンを大オーバー等というミスが出てしまうんです。
90を切れないアマチュアゴルファーは、ミドルアイアンでしっかりヒットしなければという意識から、クラブを振り回してしまい、トップやダフリ、ボールを叩きにいって、引掛けといったミスショットをしてしまう。
ミドルアイアンの基本は、ボールの位置は、左足かかとから10センチほど。スタンス幅は、ショートアイアンより右足をボール半分から1個分ほど広くするだけで十分です。ボールとの距離は、クラブの先と地面に10円玉の入る隙間が出来るように調整します。打ち方は、ショートアイアンと同じです。
以前お伝えしたように、左に体重を移動しながらハンドファーストで7割のスイングで打つ。低いボールを打つ感覚なので、しっかり体を左にターンします。フィニッシュは、しっかり取る。これだけでミスは確実に減り、飛距離もグーンとアップするはずです。是非お試しください。
ミドルアイアンの基本。ボールの位置は左足かかとから10センチ内側、スタンス幅はショートアイアンよりボール半分か1個分広くする。左に体重を移動しながらハンドファーストをキープし、7割のスイングで打つ。低いボールを打つ感覚で左にターンし、フィニッシュをしっかり取るのがミドルアイアンの打ち方。この基本を身につければ、90切りが見えてくる!
ミドルアイアンで飛ばそうという意識は今日から捨てて下さい。そんな意識は全く必要ありません。ショートアイアンと同じように、7割のスイングをはじめ、基本を忠実に実践すれば、あとはクラブが仕事をしてくれてボールを飛ばしてくれます。つまり、勝手に飛距離は出るんです。なので皆さん、もっとお使いのクラブを信じ、仕事をさせましょう。楽に90を切れるはずですよ。
しっかりボールをつかまえよう
90を切れないでいるアマチュアゴルファーによく見られるのが、ミドルアイアンでしっかりボールをつかまえられないケースです。その結果、右に曲がる、距離が出ない、高さが出ない、あるいは、スピンがかからない等、悪いことだらけ。色んなミスが出て、スコアを崩してしまうんです。
理由は、ボールに当てようとするあまり手だけの動きになり、フェースが開いたままインパクトを迎えること。また、インパクトでスイングを終わらせてしまい、フォロースルーでボールをつかまえる作業がきちんと出来ていないこと等があげられます。
90を切れないアマチュアゴルファーは、ミドルアイアンでボールをしっかりつかまえられず、右にプッシュアウトしたりと、様々なミスが出てスコアを崩してしまう。理由は、ボールに当てようとするあまり手打ちとなり、フェースが開いた状態でインパクトを迎えること。また、スイングをインパクトで終わらせて、フォロースルーでボールをつかまえる作業が出来ていないこともあげられる。
ミドルアイアンでしっかりボールをつかまえるために、是非行って頂きたいことがあります。打つ前の素振りの際、漠然と振るのではなく、ボールより先でビューンと音がするようにスイングすること。
ボールに当てて遠くに飛ばそうというのではなく、スイングの途中にボールがあるというイメージで打つこと。要するに、最後まで振り抜くことが肝心なのです。そして、どのクラブでも共通ですが、フィニッシュは3秒間しっかり止まること。こういったスイングが出来れば、ミドルアイアンでしっかりボールをつかまえられるはずです。
ミドルアイアンでボールをつかまえるためには、打つ前の素振りの時、ボールより先で音がするようにスイング。そして、スイングの途中にボールがあるというイメージで打つことがポイント。最後まで振り抜き、フィニッシュで3秒間しっかり止まれれば、ミドルアイアンでボールをつかまえられる。
このレッスンを踏まえ、素振りをしてから実際にボールを打つ際、素振りと実際のスイングが同じにならず、違和感を感じることがあると思います。ただ、それはそれで良しと思って下さい。違和感を感じでいるのは、正しいスイングが出来ている証拠だからなんです。
大切なのは、レッスンした内容をちゃんと理解し、実践して積み重ねていくことです。すると、レッスンしたことが段々自分のものになり、次の80切りのレベルに達しようという時には、確実にボールをつかまえられるようになっているはずです。継続は力なり。諦めないで続けていく、そのことがミドルアイアンに限らず、全てのクラブで上達する秘訣なんです。
飛距離より大事なものとは
練習場でアマチュアの皆さんに共通して見られることがあります。ウェッジやショートアイアンでは、距離表示のボードを狙って打っています。ところが、ミドルアイアンを手にすると少しでも飛ばすことばかりを考えて、ターゲットは無視し、バンバン打っていますよね。
つまり、皆さんミドルアイアンでは、距離を出したいとか、よく打てたなぁという、感触の良さを求めて打っているんです。でも、これではアイアンに求められる方向性はいつになっても身につきません。6番アイアンや7番アイアンは、セカンドショットで最も使うことの多いクラブですよね。
なので、練習場で皆さんにやって頂きたいのは、打席の方向が右から2本目の鉄柱に向いているなぁと思ったら、アバウトで良いのでそこを意識して打つようにしてください。また、鉄柱と鉄柱の間等、アバウトにターゲットを決めて狙い打ってください。この時距離にこだわらないでください。こうした練習を重ねると、方向性がとても高まるんです。
ミドルアイアンの練習でも距離にこだわらず、目標を狙って打つようにすれば、コースのショットでも方向性が高まり、90切りのチャンスが飛躍的にアップする。是非取り組もう!
ミドルアイアンで90切り
5日間にわたり、ミドルアイアンのレッスンを行ってきました。ミドルアイアンというと、よく、7番アイアンで練習しましょうと言いますよね。でも私は、全てのクラブの基本はウェッジと考えています。なので、練習場でも7番アイアンをメインに練習することはありません。
確かに実際のコースでは、アマチュアの皆さんは6番アイアンや7番アイアンを使うことが多いと思います。ということは、大まかで良いと考えてください。なぜかと言うと、滅多にやってこないチャンスは確実にモノにしないといけません。でも、6番アイアンや7番アイアンのように、毎回やってくるショットの機会は、そこそこ出来たらOKと考え、軽い気持ちで打つよう心がけてください。
逆に結果にこだわり過ぎたり、グリーンに乗せないといけないと思って打つと、ミスをする確率が高まってしまいます。練習場でも実際のコースでも、大切なのは力まないこと。そして、基本以外のことは、考えないこと。ですのでミドルアイアンは、確実に前に打てればいいや〜と、軽い気持ちで打つよう心がけてください。そうすれば自ずと90切りの道は開けますよ。
実際にコースで使う頻度の高いミドルアイアンは、そこそこ出来ればOKと考え、軽い気持ちで打つよう心がけると良い結果が生まれる。大切なのは、力まず基本のことだけ考えること。結果にこだわり過ぎたり、グリーンに乗せないといけないと思うと、ミスをする確率が高まってしまう。
2週にわたり、ショートとミドルのアイアンをレッスンしてきました。そして、ロングアイアンについては、レッスンしません。更に言うなら、4番アイアンや5番アイアンは、バッグから抜いて欲しいです。
代わりに簡単に打てるユーティリティを入れてください。ユーティリティを使わなくても、4番・5番アイアンで打つより、6番・7番で打つ方が、成功率はアップします。例えば、5番アイアンでグリーンを狙うのだったら、6番アイアンでグリーンエッジを狙う方が、結果が良かったりするんです。
実は私も、ジュニア時代にドライバーがイップスになり、1ラウンドで7回もOBに入れたことがありました。結果、スコアは90でした。そこで何をしたかと言うと、バッグからドライバーを抜き、次の日はスプーンでラウンドしました。
すると、スコアは69でした。要するに、打てないクラブは打たないこと。それでスコアがまとまることがよくあるんです。打てないクラブは、あえて封印する。このこともまた、90切りの近道なのかもしれません。是非実行してみてくださいね。
まとめ
というわけで、今回はミドルアイアンについて説明させていただきました。練習を継続すれば必ず上達しますよ。
そうなれば自分にとっても大いに刺激になると思います。
また、できるだけ早くゴルフが上手くなりたい!という人はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
管理人の私が90を切れるようになった経緯が記されています。
ご興味のある方はどうぞ。